君たちが明日のヒカリだ
防振双眼鏡をとにかくオススメしたいオタクが、防振双眼鏡をとにかくオススメする回です
「技術的にここがすごい」「性能的にここが優れてる」話は一切できません。
「こういう場面で使うと超最高」「この席だとこれくらい見えた」100%主観の話です。
「気になる」けど「迷ってる」方を、少しでも後押しできれば……!!
【防振双眼鏡:プロフィール】
【防振双眼鏡:メリット/デメリット】
【防振双眼鏡:会場によっての見え方】
3本立てでザックリとお届けします〜!!
使ってる防振双眼鏡は「10×30 IS Ⅱ BINO10X30IS2」です
【防振双眼鏡:プロフィール】
防振双眼鏡は普通の双眼鏡と比べると「大きい」「重い」という特徴があります。
実際にどれくらい違うのか比べてみました!
(比較対象:Vixen ASCOT CZ7-21×25)
左が防振双眼鏡/右が普通の双眼鏡
実際に数字で表すと(素人寸法)
たて:約16cm/約12cm
よこ:約13cm/約11cm
厚み:約6cm/約5cm
全体的にひと回り大きい作りとなってます。
普通の双眼鏡の重さは約300g
身近なもので例えるなら、iPhone1台と康二くん3人分くらいです。うん、なんだか行けそうな気がする(何が)
それに対して防振双眼鏡は約600g
約2倍の重さに跳ね上がります。
身近なもので例えるなら、未開封のペットボトル1本と康二くん3人分です。筋トレか……?
多分ネックになるとしたら、大きさよりもこの重さではないかと思います。コンサートや舞台の約3時間、未開封のペットボトルを目の高さで維持すると思うと非力なオタクはなかなかしんどい……!!康二くん3人は喜んで掲げる
そして、防振双眼鏡は「単三電池2本を使用して、かつ、ボタンを押し続けている間のみ防振機能を発揮する」もので、このどちらかが満たされない場合、ただの重い双眼鏡です……!!
この後者が意外とキツくて、ボタンを押し続けている指が確実に死にます。3曲目にはだんだん力加減が分からなくなり、5曲目には疲労による手の震えに防振双眼鏡が敗北。コンサート序盤で、もはや普通の双眼鏡になっています。
↓そんなときに役立つのがこちら↓
お弁当箱のふたを留めるバンド(100均で2本入り)にボタン(着なくなった服からもいだ)を縫いつけたやつ〜〜〜!!
指がもげるかボタンがめり込むかの瀬戸際で、教えていただいた方法です……!!その節はありがとうございました(陳謝)
コレをこう!!!!!!!!!!!!!!!!!!
双眼鏡のボタンに、お弁当バンドのボタンが重なるような形で巻き付けると、指で押しているのと同じ状態になります。ボタン横のライトが緑色に点灯している間は、ずっと防振機能が発揮されています。
双眼鏡を覗いてる時間が長いロックオンタイプの方は、固定バンドを使うと便利です。
逆に「この曲だけ見たい」「このシーンだけ見たい」タイプの方は、固定バンドを使ってしまうと電池の消費が早くなります。
【メリット/デメリット】
《メリット》
◎裸眼よりも視野が明るいので暗転中の行動が見える
→演出の小道具を鬼のような早さで回収してはけて行くデキジュっぷりが見られる
◎目にズーム機能がついたようなクリアな視界
→「視力が爆裂に上がった」感覚に近い、誰でもマサイ族
◎自担の一挙一動を逃さない
→細かい揺れが無いので、目の疲労感やストレスを感じにくい。一公演まるごと双眼鏡を覗いていられる
◎「見たい」と「盛り上がりたい」を同時進行可能
→片手で双眼鏡を覗き、片手でペンライトを振ることができる。貪欲なオタクの願いを叶える
◎3階5列ウェルカム!!!!!
→むしろ、被りがなくて見やすい
◎マイナーな発見にテンションが上がる
→衣装のボタンを掛け違えてる、腕に張り付く落下物のキラキラ、1ヶ月公演の中でどんどん傷んでいくコントの小道具
◎関係者席とのやり取りにほっこり
→めちゃくちゃ手振ってるな〜と思ったら、大体ジャニーズWESTがいる。それかママ。
《デメリット》
◎1日2公演の後は筋肉痛
→次の日、肩から手首にかけて鈍痛が走る
◎オシャレなミニバックに収まらない
→大体こうなる(1泊2日)
◎防振力を過信しすぎる
→バリバリピントが合ってるのに「まだ行けんだろ!?」「まだやれんだろ!?」と、高みを目指しすぎてピント合わせで一曲が終わる
個人的には、メリット:デメリットが9.5:0.5くらい(過信)
【会場によっての見え方】
《劇場》
◎1階前列
レンズに胸から上しか入らない。一体お前は何を見たいねん状態。何を踊ってるか、どこに立ってるか、何が起きてるのか、全く分からない。全てを投げ捨ててただひたすら顔を眺める時間。汗が伝う瞬間は8Kの美しさ。表情がはっきり見えるを通り越して「ファンデーション厚めだな」「アイライン濃く入れてるな」肌質やメイクの違いに気づける。口元の動きが鮮明で、目から声が聞こえてくるような感覚になる。ド下手やド上手の席だと、舞台袖で待機するメンバーが踊り狂ってたり、じゃれあったりしてる姿が見える。あ、衣装ほつれてる。縫ってあげてください……!
◎1階後列〜2階前列
レンズに全身がすっぽり入るか、推しが高身長の場合は少しはみ出る。踊ってる姿をロックオンできる最高の席。「アレ…目が合ってるかも…!?」ポジティブ勘違いが1公演で120回くらい起こる。どこに立ってるか、誰の隣に居るかは大体分からない。自担がそこに居ればいい。ふと双眼鏡を外した瞬間「アナタ、そこにいたの!?」ってなったりする。小道具に書かれた文字やMCの進行表が読める。なるほど、芸が細かい……!!千秋楽に現れる探偵「アレは汗じゃない、涙よ!!(逆も然り)」
◎2階後列〜3階
自担とその隣にいるメンバーがギリギリ入る。コンビ芸に爆湧き。なんとなくここら辺に立ってるのかな、って予想ができるくらいには視野が広がる。と、思ってたら全然違うところに居たりする。肌質までは見えないけど、表情はハッキリ見える。曲終わりの暗転、恋人繋ぎしてはけて行ったぞ!?!?!?(パニック)ノースリーブ衣装のときには左腕のはんこ注射から目が離せない。パンチラ、なるほど今日はCalvin Kleinですね。
《アリーナ》
◎アリーナ席、スタンド前列
MC中、マイクを使わずに端の方で談笑しているメンバーの口の動きで会話をなんとなく読み取れる。グッズ紹介のコーナーでストラップとかイヤホンジャックのような小物が出てきて「これなんだけど、みんな見えるかな><?」←見える。ペットボトルのフタに書いてある名前の頭文字「向」←運が良ければ見える。花道をパタパタ駆けていくメンバーの靴底に桜の花びらとかついてるの良いよね!!!!!
◎スタンド後列
フォーメーションによってはレンズに全員入る曲もある。向かいのスタンドにあるメッセージ団扇を読み始める。色んな団扇があるな〜!あれ面白いな〜!一曲終わる。せっかくトロッコで近くまで来てくれてるのに、なんかそのままの流れで双眼鏡覗いちゃって「近っ!眩しっ!美しっ!」暗転の中、次曲のスタンバイしてるメンバーが誰なのか分かる。オーラスに現れる探偵「多分泣いてたと思うけど、もしかしたら汗だったかも知れない……(逆も然り)」
《ドーム》
◎アリーナ、スタンド前列
大体の曲でメンバー全員がレンズに収まる。どんな演出なのかも含めてコンサート全体を楽しめる。細かい表情までは見えないけど、笑ってるか泣いてるかの区別はつく。ムービングステージが来た途端「髪の毛サラサラ〜!!」「めちゃくちゃお肌キレイ〜!!」急にマサイ族。モニターを見ると双眼鏡を覗くの割合が大体3:7くらい。バックに誰がついてるかを把握できる解像度。「○○くん、どこ!?」「右から3番目、○○くんの隣!!」
◎スタンド後列
限界ギリギリ、崖っぷちの解像度。「推しだと思って見てたら違う人だった」が、バラード曲で起こりがち。踊り始めた瞬間、1曲まるごと別人を見ていたことに気づく。バックの子はほぼ認識できない。出てきたな、ってことが分かるくらい。モニターを双眼鏡で見てるときもある。あと「札幌ドーム、跳べ〜!!」をやられた瞬間、終わる。地面の揺れにはさすがに勝てない。天井席(もはや天空席)で入った嵐のコンサートでOh Yeah!をやったとき、防振双眼鏡の限界を知った。
個人的には、
劇場〜アリーナ公演に行く機会が多くて、たまにドーム公演も行くよ!って人は、10倍で充分だと思います。
主な活動拠点がドームです!って人は、もしかしたら12倍かそれ以上の方が良いかもしれません。
素敵なマサイライフを!!!!!!!!!!(深々)